ホワイト・ナイト
【ほわいと・ないと】
【JLogos】 登録語 > 一般
白騎士。汚れなき正義という白色のイメージから、英語では弱きを助ける正義の勇者、ひいては政治改革者を表す語として使われることが多い。
ここから転じて、敵対的買収に瀕した企業を助ける組織・個人を指す言葉として用いられることもある。2005年にライブドアがニッポン放送買収を通じてフジテレビの経営権を奪取しようとした事例では、ニッポン放送からフジテレビ株を借り受ける形でフジテレビの筆頭安定株主となったソフトバンク・インベストメント(SBI)が、フジテレビを守るホワイト・ナイトの役割を演じた。
この他にも、株式公開買い付け(TOB)を仕掛けてきた敵対会社に対して、より高い価格でTOBを仕掛け返したり、敵対的買収を目指す企業の持ち株比率を下げるために第三者割当増資を引き受けるといった救済手段が講じられることもある。
ところで、White Knightの語中にhorseの語がないにもかかわらず、White Knightが「白馬の騎士」と訳されることがある。これはチェスの駒の中に白のナイトがあり、それが馬の形をしているため。実際英語でも同様のニュアンスで通用する以上、決して誤訳とまでいえない。
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