デュアルコア・プロセッサ
【でゅあるこあ・ぷろせっさ】
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コンピュータの中枢CPU(中央処理装置=Central Processing Unit)。その心臓部にあり基本的な演算処理を行っているのがCPUコアである。このCPUコアを複数搭載したCPUを「マルチコア・プロセッサ」、特にCPUコアを2つ搭載したものを「デュアルコア・プロセッサ」と呼ぶ。
「ムーアの法則」(半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍になる)の通り、ここ数十年に渡って、その速度を劇的に上げてきたCPUだが、2003-04年から速度向上に起因する発熱問題が障害となり、これ以上飛躍的にスピードを上げることは難しいのではないかと囁かれてきた。
この壁を打ち破ったのがマルチコア・プロセッサだ。1つのCPU内で速度を上げるという道から、複数のCPUを同時に動かして速度を上げるという方法論に切り替えたことで、大幅な速度向上が見込めるようになった。
なお、マルチコア・プロセッサの基本形であるデュアルコア・プロセッサは2005年中にもインテルとAMDから出荷される予定になっており、さらにプレイステーション3(仮称)には9個のCPUコアを搭載することも可能なプロセッサ「Cell」が搭載される予定である。2005年を節目に、コンピュータがマルチコア化していくことになるだろう。
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