浮動株指数
【ふどうかぶしすう】
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TOPIX(東証株価指数=TOkyo stock Price IndeX)が、2005年10月末から06年6月末に至る3段階の調整期間を経てその算定基準を変更し、浮動株指数へと移行する。
これまでTOPIXといえば、東証一部に上場している全ての株の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日1968年1月4日の時価総額を100として指数化したものだった。
しかし時価総額に算入されている上場株式の中には、金融機関や企業同士の持ち合い株、親会社が持つ子会社株など、市場に出回らない固定株(非浮動株)も含まれている。これがTOPIXを指標とする(主に機関投資家の)投資行動に歪みをもたらし、一部銘柄の株価を実態以上に不安定にする要因となっていた。
そこで、TOPIXを算定する際にこの固定株部分を計算から除き、より正確に市場の需給動向を反映した浮動株指数とする運びとなったのである。今回の改訂によりマーケット指標としてのTOPIXの重要性は一段と高まることになるだろう。
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