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疾患解説

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胆嚢ポリープ【たんのうぽりーぷ】
Polyp Of Gall Bladder

[受診科] 消化器
受診のコツ

【症状 】
 ポリープによる症状は通常みられません。
【診断 】
 腹部超音波検査(体外式)により発見、診断されますが、胆石(泥)、ガンとの鑑別が問題となりますが、ポリープは、体位変換による移動がない、音響陰影を伴わない、などから胆石(泥)と鑑別されます。コレステロールポリープの超音波像は、輝度の高い点状エコーの集まりからなる、桑の実または金平糖のような有茎性隆起で、多発することが多いのが特徴です。
 腺腫は、比較的エコーレベルの低い、有茎または亜有茎性の、表面が平滑な類円形または乳頭状隆起で、ほとんどが単発です。広基性のものはガンであることが多いですが、厳密には鑑別は困難です。また、腺腫と腺腫内ガンとの鑑別も困難です。さらに精密検査として超音波内視鏡が行われることもあります。
【標準治療 】
 ガンが否定できれば治療の必要はなく、経過観察のみで結構です。ガンが疑われる場合には、胆嚢摘出を考慮します。近年、腹腔(ふくくう)鏡下手術が普及し、低侵襲での胆嚢摘出が可能となっていますが、上腹部手術を受けたことがある人や高度炎症の場合では従来どおりの開腹手術が行われることが多いです。
【生活上の注意 】
 とくにありません。
このページの執筆医師【名取健

【関連コラム】
腹腔鏡下手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術〈Lap-C、ラパコレ〉)

【出典】 寺下謙三/日本医療企画
標準治療(第3版)