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旬のうまい魚を知る本 >

▼生シラスが舌の上で踊る

シラスのほとんどはシラス干しなどの加工品として流通する。せっかく産地に出向いたのだから、生シラス味わいたかった。漁協の人に教えられて舞阪漁港すぐそばの味処「魚あら」へ。水揚げされたばかりたっぷりシラスの上に、すりおろした根ショウガと少しの醤油をかけてすすりこむ。と、まるで遠州灘のエッセンスともいうべき稚魚の群が、舌の上でリズミカルに踊り、するりとのどへと滑り込んでいった。なんとも巧まざる美味である
舞阪漁港から歩いて3分ほどの堀江三郎商店に寄った。ここのシラス干しは質がよいとかねてから耳にしていたのだ。「薄塩で天日干し、ほかの味付けは一切していません」と店の人はごく当たり前のようにいっていた。気張って500グラムを買った。帰宅してから、あたたかいご飯の上にこんもりのせて、ほんの少しの醤油をかけて味わった。繊細微妙な味については、ことさら書くまでもないだろう。たちまちご飯3杯とともに胃袋に消えていった。
舞阪町のシラス漁の最盛期は、4月中旬から11月にかけて




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070378


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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