MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全 >

イソギンチャク
【東京雑学研究会編】

§イソギンチャクが持つおそろしい神経毒

イソギンチャクは和名で磯巾着と書く。その字のごとく巾着に似ていることからこの名前がついたのだ。
赤や緑や紫と色も形もおもしろく、岩などに着生している海の生物だ。
現在、世界で約八〇〇以上の種類が確認されているといい、クラゲと同様に毒があり、恐ろしい一面を持っている。
うっかり刺されてしまったら、痛みとともに赤く腫れあがってしまうので注意が必要だ。
クラゲが毒を持っていることはよく知られているが、イソギンチャクが毒を持っていることは、あまり知られていない。
デンキクラゲなどは、水族館へ行くと「水槽に手を触れないでください」と丁寧に注意書きまで貼られているが、イソギンチャクの水槽に注意書きが貼られているのはまれだろう
インド洋付近に生息するシー・ワプスなどは、デンキクラゲよりもはるかに毒が強いクラゲで、これに刺されると死亡する。
しかし、イソギンチャクもこれらのクラゲと同様に、強い毒性を持っているのだ。
イソギンチャクには外敵を突き刺す「刺胞」という細胞があり、この刺胞の中に毒をひそめていることがわかっている。
毒の種類は、神経毒と血液毒の二つであり、神経毒はさそりの毒によく似ている。つまり、自然のうちに筋肉が麻痺していくおそろしい毒なのである
しかもこの毒、甲殻類には、致命的に毒性を発揮させる。幸いなことに、ほかの生き物には、それほど効果を発揮しないことがせめてもの救いである




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全」
JLogosID : 12670047

この辞典の個別アプリ

雑学大全
「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【辞典内Top3】 握手  恐竜の交尾?  裁きの豆  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全2 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:26x19x4cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487799473

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト