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四字熟語四字熟語 > 格言ことわざ故事来歴

狡兎良狗
【こうとりょうく】

「狡兎死して良狗烹らる」という。功績のあった幹部、部下も、利用価値がなくなると、捨てられる。敵が滅びると、功臣は殺されるという有名なたとえ。楚の覇王項羽が死んで、天下は漢に帰し、劉邦が帝位について高祖となった。楚は功臣の韓信が王に封ぜられていたが、彼は項羽の勇将であった鐘離眛をかくまっていた。鐘にたびたび苦戦した高祖は、彼を憎むこと甚だしく、韓信に鐘を差し出せと迫った。それを聞いて鐘は自害した。韓信はその首を持って劉邦に拝謁したが、謀反人として捕縛されてしまった。「おそるべき敵がなくなったいま、狡い兎が狩りつくされると忠実な猟犬が主人に烹て食われるように、さんざん漢に尽くした自分が、高祖にタオされるとは」韓信は口惜しがって言った。が、さすがは高祖、韓信を殺しはせず、楚王から淮陰侯に左遷した。
『史記』淮陰侯。




日本実業出版社 (著:真藤 建志郎)
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 4373813


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:真藤 建志郎
価格:1,467
収録数:1000語
サイズ:18x13x2cm(-)
発売日:1993年8月
ISBN:978-4534020482

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