【四字熟語】四字熟語 > 事業経営は創業守成
十年一剣
【じゅうねんいっけん】

永年、苦心して武を練り、機会を狙うたとえ。「十年一剣を磨く」という。頼山陽がこの句を詩に用いてから、わが国では、相手を討つために武芸を練る意となった。彼の”川中島合戦”の詩「鞭声粛粛夜河ヲ過ル、暁ニ見ル千兵ノ大牙ヲ擁スルヲ。遺恨ナリ十年一剣ヲ磨ク、流星光底長蛇ヲ逸ス」は、現在”詩吟剣舞”で有名。上杉謙信(不識庵)の国民的人気に、この詩が特に人口に膾炙した所以がある。『古文真宝前集』。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373176 |