【標準治療】病名 > 眼科
網膜色素変性症
【もうまくしきそへんせいしょう】

Pigmentary Retinal Dystrophy
網膜色素変性症は、光を感知する網膜の中の色素上皮に異常な色素が沈着し、光の明るさを感じとる杆体(かんたい)細胞が障害を受ける病気です。様々な形式の遺伝をしますが、詳しい原因はわかりません。夜盲(やもう:とりめ)、視野の狭窄(きょうさく)とともに視力低下が進行します。現在のところ、有効な治療法は確立されていませんが、厚生労働省の難病研究疾患の1つに指定されており、遺伝子レベルでの研究が行われて治療の研究が進められています。それと併行して、治療費の公的補助が行われています。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035493 |