【標準治療】病名 > 小児科
てんかん(小児)
【てんかん(しょうに)】

Epilepsy
てんかんとは脳の一部の神経細胞(群)の異常な興奮に基づくけいれん性疾患です。この異常な興奮が何かのきっかけで脳の他の部分に広がると、いわゆるてんかん発作となります。てんかんは乳児から成人までのあらゆる年齢にみられますが、人口1,000人に8~10人程度とみられています。てんかんは一般に遺伝しないものとされていますが、てんかんを高率に発症する家系があることが知られ、そのような家系で数種の遺伝子異常が報告されてきており、少なくとも一部のてんかんは遺伝することがわかってきました。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035289 |