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標準治療病名 > 腎・尿路・泌尿器

単純性腎嚢胞
【たんじゅんせいじんのうほう】

Simple Renal Cysts

 腎嚢胞とは腎実質内に液体が貯留した嚢状の袋をいいます。袋の内容物の液体は、血液が濾過(ろか)された成分とほぼ同じで、単発のこともあれば多数の場合もあります。また、嚢胞は小児ではまれであり、加齢とともにその発生頻度が増し、40歳ではCTスキャンなどで約50%の人に確認されます。遺伝性はありませんが、その発症メカニズムについては明らかでなく、一説には尿細管の憩室から由来するとの報告もあります。嚢胞のサイズは直径数mmから10cmと一定していませんが、多くは1cm前後のものが多いとされており、嚢胞の存在が腎機能に影響を与えることはまずありません。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035150

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出版社:日本医療企画[link]
編集:寺下 謙三
価格:5,142
収録数:1787疾患
サイズ:21.8x15.6x6.6cm(A5判)
発売日:2006年7月
ISBN:978-4890417162

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