【標準治療】病名 > 消化器
胆嚢ガン
【たんのうがん】

Gallbladder Cancer

肝臓でつくられた胆汁が流れていく経路を胆道と呼び、胆管と胆嚢に大きく分けられます。胆嚢は胆汁をためて濃縮し、食事(とくに脂肪)に反応して収縮し、十二指腸へ胆汁を排出します。胆嚢ガンのわが国での頻度は人口10万あたり2人程度といわれ、男女比は1:2~3で女性に多いガンです。年齢では60歳代にピークがあり、次いで70歳代に多く、高齢者に多いガンという特徴があります。胆嚢ガンの半数以上に胆石があり、胆石の1~3%に胆嚢ガンを合併するといわれていますが、胆石が胆嚢ガンの直接の原因にはならないと考えられています。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035126 |