川越まつり
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【日本全国おまつり事典】 埼玉県 > 10月
川越まつりは、慶安四年(1651)にはじまったとされています。川越ほどの町に祭りがないのはおかしいと、時の藩主松平信綱が奨励し、藩命で祭りが行われました。氷川神社の秋祭りでもある川越まつりは、大江戸の天下祭といわれた「山王祭」や「神田祭」の様式を取り入れながら、変遷を重ね、350年にわたって受け継がれてきました。蔵造りの町並みの中を絢爛豪華な山車が曳き回され、軽快な囃子が祭りの雰囲気は高まります。山車の上には人形がせり出す構造になっていて、山車は町名でも呼ばれますが、人形の名でも呼ばれています(例えば、仲町の山車=羅陵王の山車)。最大の見どころは、夜の「ひっかわせ」です。山車同士が向き合い、囃子を打ち合い、曳き手や観衆の声援で祭りは一気に盛り上がります。
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