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インターネット電話
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雑学科学読本 身のまわりのモノの技術ハイテク時代のモノの技術 >

インターネット電話とはインターネットを利用した電話サービスである。ホームページ閲えつ覧らんやメールのやり取りしかしない人は、「どうして声がインターネットで送れるの?」と不思議に思うかもしれないが、現代は何でもデジタル化の時代である。音声をリアルタイムにデジタル化しパッケットにまとめてインターネットに流せば、メールのように相手に送ることが可能なのだ。このとき、電話番号に対応するものがIPアドレスである。インターネットの世界ではIPアドレスが端たん末まつの住所に相当する。インターネット電話はそれを利用しているのだ。インターネット電話にはいくつかの形態がある。大きく分けて、通話回線のすべてをインターネットに頼る場合と、基幹のみをインターネットに頼る場合に分けられる。近年人気のスカイプは、すべてをインターネットに頼って相手と通話する。そこで世界中どこでも無料で通話が可能になる。一方、基幹のみをインターネットに頼る場合、電話局と相手とを既き存ぞんの回線で結ぶサービスが提供されている。おかげで相手がインターネットにつながっていない場合でも、従来の市内電話のような形態と料金で利用できる。プロバイダーが提供する電話サービスにはVoIP(VoiceoverInternetProtocolの略)と呼ばれる規格が利用されているのが一般的である。対応したルーターを用意すると、普通の電話機でもスカイプのように利用できる。「スカイプ」に代表されるインターネット電話は、電話会社のビジネスモデルを一変させた。通話料収入がゼロになるからだ。そこで、既存の電話会社は通信に軸足を置いている。例えばKDDIの提供する携帯電話サービスauでは、自らの携帯電話やスマートフォンにスカイプを組み込めるようにしている。これは、電話会社にとって自殺行為とも考えられるが、そのぶん契約数を伸ばして、通信料金で収入を増やそうとしているのである。


中経出版
「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

エスカレーター  スチームオーブンレンジ  インバーター蛍光灯  

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【この辞典の書籍版説明】

「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術」涌井良幸・涌井貞美

身のまわりの「便利なモノ」にはすべて、「便利さの理由」があります。でも、私たちはそれをよく知らないまま、日々生活していることがほとんどではないでしょうか。本書は、家電からハイテク機器、身近な家庭用品まで、私たちが日頃よく使うモノに関する素朴な疑問を図解で解説。「モノ=科学技術の結晶」たる所以がこれでわかります

出版社: 雑学科学読本 身のまわりのモノの技術[link]
編集: 涌井良幸・涌井貞美
価格:648円+税
収録数:
サイズ:
発売日:
ISBN: 978-4-8061-4455-7