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電線は3本1セット
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雑学科学読本 身のまわりのモノの技術コラム >

電柱を見上げると、電線が3本1セットになっていることに気づく。家庭電気製品のコードは2本1組なのに、なぜ送電線は3本1組なのだろう?その答えは「三相交流という送電方式を採用しているから」である。三相交流は3本の電線の各間を、交流がタイミングをずらして流れている。このズレのおかげで、3本の電圧を加え合わせると、互いに打ち消し合って電圧が0になる。電線の終端で3本を結べば、結び目の電圧は0になり電流は流れない。つまり、電流の帰り道は不要になるわけだ。これは、たいへん便利な性質である。普通の交流(単層交流)なら3往復、計6本の電線が必要なところを、三相交流なら片道3本の電線ですますことができる。電線が半分ですみ、送電設備費用が大幅に低減されるのだ。


中経出版
「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術」
JLogosID : 14820744


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【この辞典の書籍版説明】

「雑学科学読本 身のまわりのモノの技術」涌井良幸・涌井貞美

身のまわりの「便利なモノ」にはすべて、「便利さの理由」があります。でも、私たちはそれをよく知らないまま、日々生活していることがほとんどではないでしょうか。本書は、家電からハイテク機器、身近な家庭用品まで、私たちが日頃よく使うモノに関する素朴な疑問を図解で解説。「モノ=科学技術の結晶」たる所以がこれでわかります

出版社: 雑学科学読本 身のまわりのモノの技術[link]
編集: 涌井良幸・涌井貞美
価格:648円+税
収録数:
サイズ:
発売日:
ISBN: 978-4-8061-4455-7