アメリカのプロリーグ(60?80 年代)
【】
【旅するワールドカップ〜キーワード集】 第2章「世界サッカー地図」 >
現在のMLS(メジャーリーグサッカー、1996年?)の前にも、アメリカにはいくつかのプロリーグがあった。なかでも、1967年から84 年にかけて行われた北米サッカーリーグ(NASL)は、70年代のなかばから80年代初頭にかけて世界のスーパースターを集め、試合によっては7万人を超す観客を集める人気を博した。最大の人気チームはニューヨーク・コスモスで、75年にペレ(ブラジル)を獲得、77年にはベッケンバウアー(西ドイツ)を加え、世界選抜のようなメンバーとなった。アレクコの父アンドラニク・エスカンダリアンも、サイドバックとしてこのチームでプレーした。だが、「35ヤード・オフサイドルール」「シュートアウト」などアメリカ人の興味を引くための特殊ルール、さらには大半を外国人選手で占めるチーム構成などFIFAから繰り返し改善を求められた。リーグ自体は84年に消滅し、「アメリカにはサッカーは根づかない」という古くからの説を裏づける形となったが、この当時にサッカーの楽しさを知った少年少女がその後成長してアメリカのサッカーを飛躍的に発展させ、女子サッカーの世界チャンピオンをつくり、男子も、世界の十指にはいるまでに強化した。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「」 |
|
出版社:
旅するワールドカップ〜キーワード集[link] |