て
【て】
【福武国語辞典】 た行 > て
〔動詞型・形容詞型活用の語の連用形につく。イ音便・撥(はつ)音便に続くときは「で」の形をとる〕【一】(接助)「て」をはさむ前後の二句の関係を表す。【ア】動作・作用が続いて起こることを表す。「朝起きて、顔を洗って、パンを食べて」【イ】並列・対比的な関係にあることを表す。「美しくて明るいお嬢さん」「山は高くて海は深い」【ウ】あとの句の内容について限定を加える意を表す。「泣いてすがる」「笑って許した」【エ】原因・理由と結果との関係にあることを表す。「雨が降って延期になる」「うれしくて泣いたの」【オ】矛盾する関係を表す。「わかっていてできなかった」「死んで花実が咲くものか」「咲いて咲かない恋の花」【カ】〔下に補助動詞を続けて〕状態の具体的な内容を表す。「飾ってある」「咲いている」「手折ってやる」「枯れてしまう」【二】(終助)やわらかく自分の気持ちを相手に伝える場合に用いる。【ア】相手に確認を求める意を表す。「入ってよろしくて」【イ】話し手の意見・判断を主張することを表す。「もっとすばらしくてよ」【ウ】相手に対する依頼・要求の気持ちを表す。「早くして」【三】【1】格助詞「と」の転じた形。「なんて言ったの」【2】「って」の転じた形。「という」の意。「世間てやつはそんなものだ」
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「ベネッセ国語辞典 電子特別編集版」樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄 |
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