象徴主義
【しょうちょうしゅぎ】
【福武国語辞典】 さ行 > しょ
写実を否定し、小さな形式の暗示からくるイメージによって大きな意味・情調を表現する手法。十九世紀末フランスの文学運動「サンボリズム」を、中江兆民(なかえちようみん)が訳したことば。明治三十八年(一九〇五)蒲原有明(かんばらありあけ)「春鳥集(しゆんちようしゆう)」、上田敏(うえだびん)の訳詩集「海潮音(かいちようおん)」が出、当時の文壇に大きな影響を与えた。のち、北原白秋(きたはらはくしゆう)・三木露風(みきろふう)・萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)・日夏耿之介(ひなつこうのすけ)らが象徴主義の詩を書いた。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「ベネッセ国語辞典 電子特別編集版」樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄 |
|
『福武国語辞典』を元に編集した電子特別編集版。日々の仕事・生活の中で使われる言葉や意味、用法が重要な現代語を中心に約6万語を収録。文章を書く際に役立つよう用例を多く掲載するなど使いやすさを追求した国語辞典。 |
|
出版社:
福武国語辞典[link] |