小説
【しょうせつ】
【福武国語辞典】 さ行 > しょ
虚構の人物と行動を描くことによって、人生の相を描き出す、話の筋をもった散文体の物語。{参考}坪内逍遥(つぼうちしようよう)が「ノベル」を訳したことば。古来の物語・草子の類よりも、徹底した事実中心の態度で、一市民の生活細部を描く。ディフォーの「ロビンソン・クルーソー」、リチャードソンの「パミラ」などが近代小説の元祖とされ、日本では、人間と社会がそれ自体で描写の対象となったという意味で、西鶴(さいかく)の浮世草子から始まるとされる。小説は、人間がこのように生きていると示すもので、人間はどう生きるべきかを説くものではない。
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【この辞典の書籍版説明】
「ベネッセ国語辞典 電子特別編集版」樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄 |
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『福武国語辞典』を元に編集した電子特別編集版。日々の仕事・生活の中で使われる言葉や意味、用法が重要な現代語を中心に約6万語を収録。文章を書く際に役立つよう用例を多く掲載するなど使いやすさを追求した国語辞典。 |
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