口語詩
【こうごし】
【福武国語辞典】 か行 > こう
明治末期に始まった、口語体の詩。明治四十年(一九〇七)、川路柳虹(かわじりゆうこう)の口語詩集「塵塚(ちりづか)」、翌年、相馬御風(そうまぎよふう)の「痩犬(やせいぬ)」が発表され、文語自由詩が独占していた詩壇に新風を送った。古風な文語体では、みずみずしい時代感覚の表現ができないという考えによる。やがて高村光太郎(たかむらこうたろう)「道程(どうてい)」、萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)「月に吠(ほ)える」で口語自由詩は確固たる位置を占めるようになり、現在に至る。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「ベネッセ国語辞典 電子特別編集版」樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄 |
|
『福武国語辞典』を元に編集した電子特別編集版。日々の仕事・生活の中で使われる言葉や意味、用法が重要な現代語を中心に約6万語を収録。文章を書く際に役立つよう用例を多く掲載するなど使いやすさを追求した国語辞典。 |
|
出版社:
福武国語辞典[link] |