朝三暮四
【ちょうさんぼし】
【四字熟語の辞典】 ち >
【意味】目先の差異にとらわれて全体では同じことになるのに気付かないこと。また、言葉巧みに人をだますこと。
【用例】●彼は口先がうまくて朝三暮四の論でごまかすことが多いから、条件をしっかり押さえた契約書を交わす必要がある。所得税の減税を打ち出したかと思えば新税を創設するというのでは朝三暮四、納税者を欺くものだ。
【出典】『荘子』斉物論・『列子』黄帝
【故事】中国の春秋時代、宋の狙公が、飼っている猿にトチの実を朝に三つ、暮に四つ与えようとしたら非常に怒ったので、朝に四つ、暮に三つ与えることにしたら大いに喜んだという。
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【この辞典の書籍版説明】
「四字熟語の辞典」現代言語研究会 |
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