種々の不都合、種々の反対に打勝つ事が我々の大事業ではないかと思う
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【名言名句の辞典】 6叡智とわざ > 人知をこえて
【名言名句】
種々の不都合、種
々の反対に打勝つ事が我々の大事業ではないかと思う
【解説】
明治二十七年、内村が三十三歳のときの講演での言葉である。
ここでいう「事業」とは、決して経済的な意味だけの事業ではない。
資金がなくても、教育がなくても、また数々の不幸や反対があっても、神の恩恵と信仰でこれらの不都合に打ち勝って自分の主義、主張を通すことができれば、それこそ大事業であり、後世への大きな遺物を残すことができるという。内村はまた、「人の補助を仰ぐにあらざれば成り立たない事業は、神の命じたもうた事業ではない。人に少しもたよることなくして、神にのみたよってなすことのできる事業のみが、神の命じたもうた事業である。」といっている。
【作者】内村鑑三
【生没年】1861~1930
【職業】宗教家
【出典】『後世への最大遺物』
【参考】内村鑑三は無教会主義キリスト教の創始者で生涯を「二つのJ」(イエスと日本)のためにささげることを志した。
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