いい報いを受けるために善をするならそれは善ではなくなってしまう
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【名言名句の辞典】 3人間 > 人間とは何か?
【名言名句】
いい報いを受ける
ために善をするならそれは善ではなくなってしまう
【解説】
われわれが善を行うのは、人にほめてもらおうとか、死後、極楽浄土に行くための切符を得るためではない。悪い報いやいろいろな苦しみを忍んで善を行うところに、はじめて善の値打ちがある。もともと、善を実践しようと意図することが偽善なのだ。
梁の武帝が「私は即位以来、寺を造り、写経をし、多くの僧を出家させたが、何か功徳があるか」と達磨に問いかけたところ「無功徳」といったという有名な話(『景徳伝灯録』)がある。功徳を期待した善行には、功徳はない。
【作者】谷崎潤一郎
【生没年】1886~1965
【職業】作家
【出典】『検閲官』
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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