元旦
【がんたん】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 睦月
年初の日(元日)の朝のことを元旦という。元旦というのは一月一日のことと決まっているから、一月元旦という必要はない。また、旦とは朝という意味だから、元旦の夜というのもおかしい。
新年は新春ともいい、年賀状には、賀春、迎春、頌春といった言葉も使われる。これは旧暦においては、新年を迎えることは春を迎えることだからと説明される。しかし、旧暦の元旦は新暦の二月であり、まだ寒さは厳しい。日本が中国の暦法による儀鳳暦(唐の麟徳暦)を施行したのは七世紀末である。このとき唐の立春正月思想も渡来したため、日本でも新年を新春というようになったようだ。
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「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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