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乳ガン検(健)診は有効なのか
【にゅうがんけんしんはゆうこうなのか】

標準治療コラム > 乳腺外科

 最近、乳ガン検(健)診にマンモグラフィを併用することがトレンドとなっています。果たしてマンモグラフィを行えば早期発見により乳ガンによる死亡率が低下することが期待できるのでしょうか。
 実は乳ガン検(健)診が有効であるという信頼できるデータは得られていません。かろうじて北欧で行われた臨床試験で、60歳以上の高齢者においてやや有効であるという結果が得られています。現在問題になっているのは、若い女性の乳ガンの増加です。この問題はいくら最新鋭の画像診断装置を使っても解決できません。厚生労働省がやるべきことは、公共工事的発想の検(健)診などの無駄遣いをやめ、乳ガンに対する啓発を進めることです。欧米の女性は乳ガンに関する知識が豊富です。学校教育やメディアを使っての地道な啓発を行っているからです。
 検(健)診などあてにせず、自分の体は自分で守ろうという気構えが大切だと思います。 (馬場紀行


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

併診  感冒様症状  粘稠性  

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162