腸炎ビブリオ腸炎
【ちょうえんびぶりおちょうえん】
【標準治療】 コラム > 感染症内科
腸炎ビブリオ(vibrio parahemolyticus)はコレラ菌と同じビブリオ属の菌で、食塩濃度が3~5%でよく発育するので、好塩菌とも呼ばれます。わが国で発生する細菌性食中毒の病因菌としてNo.1です。原因食摂取後数時間から十数時間で腸炎症状が発現します。激しい腹痛、下痢(時に血便)、発熱が主症状です。治療はほとんど必要ありませんが、脱水が激しければ輸液が必要です。抗菌薬としては、ニューキノロン系が使われます。 (井上脩士)
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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