エナメル上皮腫
【えなめるじょうひしゅ】
【標準治療】 病名 > 歯科・口腔外科
エナメル上皮腫は顎の骨(上顎骨、下顎骨)に発生する腫瘍(しゅよう)で、歯原性腫瘍(歯を形成する組織が、その分化の過程で異常増殖を起こしてできる腫瘍)のひとつです。ほとんどが良性ですが、極めてまれに悪性のものがみられます。エナメル上皮腫の発生する頻度は、歯原性腫瘍のなかでは最も高く、60%以上を占めていますが、口の中にできる腫瘍全体からみると、その15%ぐらいの割合です。男女別での発生頻度の差はほとんどありません。腫瘍に初めて気がつく年齢は、20歳代が最も多く、10歳代から30歳代までが70%以上を占め、比較的若年層に多くみられています。出現しやすい場所としては、上顎より下顎のほうが圧倒的に多く、下顎でもとくに親知らずの位置に多くみられます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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