大人の歯列不正(咬合異常/不正咬合)
【おとなのしれつふせい(こうごういじょう/ふせいこうごう)】
【標準治療】 病名 > 歯科・口腔外科
わが国では、ここ10年ぐらいの間に、成人の矯正治療が目に見えて多くなりました。口もとが美しいことは、社会生活では計り知れない利点があります。自分の歯並びが悪いことを意識している人は、自然に口を見せたがらなくなり、人に笑顔を見せて話すことが少なくなりがちです。そのために、初対面の人は「親しみがわかない」とか「好意的ではない」といった印象をもってしまいます。このことが、その人のそれまでの人生でどれほどマイナスになったでしょう。とくに欧米に長期に滞在した帰国子女や、外資系会社の入社希望者の人たちには、このようなことが動機になって治療を受けている人が多いようです。歯科医師が矯正治療をすすめる場合は、審美的な理由だけではありません。若いうちにきちんと歯並びを治しておけば、むし歯や歯周病にもかかりにくく、老後に様々な得が生じます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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