舌苔
【ぜったい】
【標準治療】 病名 > 歯科・口腔外科
舌の先を前下方に思いきり突き出して観察して下さい。健康な状態の舌は、てかてか光った感じではなく、潤いがあり、血液の色が透過して薄いピンク色をしています。表面は、ビロードの布地のようなざらついた様相をして、うっすらと白いものがかかっているようにも見えます。ただし、正常でもこの状態は個人差が大きく、また同じ人でもいつも同じように見えるとは限りません。季節により、女性の場合は生理によっても様相が変わります。その変化の中に、黄白色や黒色の苔(こけ)がべっとりとついたように見える状態があり、それを舌苔が付着したといいます。
歯科では、口臭の原因として、この舌苔の除去をすすめてきました。しかし、舌苔の意義を体調を表す鏡として評価し、無理にとらないほうがよいという考え方も多くなっています。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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