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磨耗症/楔状欠損
【まもうしょう/きつじょうけっそん】

標準治療病名 > 歯科・口腔外科

 歯の最表層はエナメル質という硬い部分です。鉱物と比較するとほぼ水晶と同じぐらいといいますから、人体では最も硬いものといえます。このエナメル質でも、長年にわたって強い歯磨きを繰り返しているとすり減ってきます。エナメル質は歯の先端や咬合(こうごう)面が最も厚く、歯肉と接するあたりが薄くなっています。したがって、1本の歯をぐるりと同じように歯磨きをしていれば、エナメル質の薄い部分からすり減って中の象牙質が出てきます。象牙質はエナメル質よりもずっと軟らかいので、さらに同じ歯磨きを続けていると、象牙質の部分だけがどんどんえぐれて三角形の楔(くさび)状のくぼみができます。このような状態を磨耗症、あるいはその形状から楔状欠損といいます。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

感冒様症状  併診  粘稠性  

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162