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歯根膜炎/根尖性歯周炎
【しこんまくえん/こんせんせいししゅうえん】

標準治療病名 > 歯科・口腔外科

 むし歯を治したり、歯髄炎の処置をした歯が、ずっと後になってから食物を噛むと痛むとか、歯が浮いた感じがするといった症状が出てくることがあります。深いむし歯の処置では、その時には歯髄(しずい:神経)をとらずに治していても、すでにその時点で象牙質が口腔内の細菌に感染して、後になって歯髄が自然死していることがあります。あるいは、歯髄炎の処置として歯髄をとってしまっていても、歯髄を入れていた歯の内部の空間(歯髄腔、根管)の形態が複雑なために、徹底的に歯髄除去ができず、一部の感染した歯髄が残ってしまうことがあります。これらの場合には、死んだ歯髄(歯髄壊死〈えし〉、歯髄壊疽〈えそ〉)が異物となって、歯の根の先の穴(根尖孔、根端孔〈こんたんこう〉)から歯の外へ出て、歯根膜や歯槽骨に炎症性の病変を起こすのです。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

感冒様症状  併診  粘稠性  

【関連コンテンツ】

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162