むし歯
【むしば】
【標準治療】 病名 > 歯科・口腔外科
今からおよそ4,000年も前に、むし歯は歯が口の中にいる虫に食べられて穴があいたとする学説が唱えられ、以後ずっと信じられてきました。しかし、18世紀にそのような考え方は否定され、1890年になってやっと細菌が口の中で食べかすから酸をつくりだし、その酸で歯が溶けたとする考え方が出てきました。この考え方が基礎となって、今では次のような4つの条件がそろった場合にむし歯になると考えられています。
[1]むし歯になりやすい歯の質、歯並び、噛み合わせになっている。
[2]むし歯菌が旺盛な活動をしている。
[3]歯につきやすい甘いもの(糖質)を多く摂取する食習慣がある。
[4]プラーク(歯垢〈しこう〉、歯くそ)が歯に付着したままになっている時間が長い。
逆のいい方をすると、これらの条件のどれか1つでも欠けると、むし歯はできないといえます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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