加齢黄斑変性
【かれいおうはんへんせい】
【標準治療】 病名 > 眼科
加齢黄斑変性は、高齢者に発症する病気で、眼球の内面を覆う神経の膜である網膜中央の黄斑部が破壊されて見えなくなる病気です。脈絡膜(みゃくらくまく)新生血管を伴う増殖膜が広がって、黄斑部の出血や浮腫(ふしゅ:むくみ)が原因で黄斑部が破壊されていく滲出型と、黄斑部が徐々に枯れるように薄くなっていく萎縮型の2つのタイプがあり、日本では前者のほうが圧倒的に多いですが、米国では萎縮型も少なくありません。米国では両者合わせた患者さんの数は非常に多く、この病気のために視力が0.1未満になってしまうことが多く、その意味で失明原因の第1位にランクされています。しかしその場合の失明は0.1の視力を失う意味で、真っ暗になってしまう(眼科では「光覚〈こうかく〉なし」と表現します)わけではありません。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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