乳ガンの術後合併症
【にゅうがんのじゅつごがっぺいしょう】
【標準治療】 病名 > 乳腺外科
乳ガンの手術では、ガンとその周囲を切除した後にわきの下のリンパ節を全部切除する手術を同時に行うことがあります。これを腋窩(えきか)リンパ節郭清(かくせい)といいます。乳ガンは、わきの下のリンパ節に転移していることが多かったので、以前は取り残しがないように全部切除(郭清)していましたが、腋窩リンパ節郭清をすること自体、10年生存率に影響しないことが明らかになりました。現在では、早期の乳ガンでは郭清する範囲が少なくなりました。乳管内に留まって浸潤していない極めて早期の乳ガンでは、リンパ節転移の危険がないことを確認された場合は、リンパ節郭清を行わないことがあります。郭清する範囲が小さいほど、患者さんのQOL(生活の質)は保たれます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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