子宮復古不全
【しきゅうふっこふぜん】
【標準治療】 病名 > 産科
子宮復古現象とは、子宮体の収縮によって子宮筋線維や子宮壁の結合織が萎縮する結果、子宮底の下降や子宮頸の復古が起こることをいいます。この復古機転が、種々の原因により障害された状態を子宮復古不全と呼びます。
原因としては、胎盤片や卵膜の遺残(いざん)によることが最も多く、その他、胎盤ポリープ、子宮内感染、子宮筋腫の合併、多胎分娩、羊水過多など、妊娠中の子宮の過伸展を起こす場合や全身性疾患(呼吸器系、循環器系、腎臓病など)、貧血、早期の断乳などがあります。また、膀胱や直腸の充満が子宮復古不全の誘因ともいわれていますが、原因不明のこともあります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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