痛風
【つうふう】
【標準治療】 病名 > 整形外科
この病気は結晶誘発性関節炎の代表例で尿酸の代謝異常、すなわち産生過剰もしくは排泄(はいせつ)低下により尿酸が体内蓄積し、その結果、血漿(けっしょう)中濃度が上昇し高尿酸血症となり発症する疾患です。
尿酸自身の性質として溶けにくく、特に低温と酸性溶液中ではいっそう溶けにくいため低温部の組織内、特に小関節内にでて急性関節炎発作、痛風結節などを生じます。また酸性に傾きやすい尿路に析出し尿路結石、腎障害、腎内尿酸結節(痛風腎)を生じます。中年の肥満男性に発症が多く、女性の発症は閉経期以降です。最近は栄養状態の改善により増加傾向にあります。また栄養過多に共通の糖尿病と動脈硬化症、高脂血症による循環器系合併症として虚血性心疾患、高血圧症をきたしやすい疾患です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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