先天性股関節脱臼
【せんてんせいこかんせつだっきゅう】
【標準治療】 病名 > 整形外科
生まれた時に大腿骨頭が関節包をつけたまま寛骨臼(かんこつきゅう:骨盤の臼蓋〈きゅうがい〉のこと)外に脱臼(関節包内脱臼)している病気です。発生率は出産1,000:1の割合といわれ、圧倒的に女児の発生が多い病気でもあります。原因としては、遺伝的素因は同一家族内発生や一卵性双生児の発生、他の合併奇形の発生、血族結婚による発生などからと考えられます。また後天的要素として出産直前の母親のエストロゲンが胎盤を通じて新生児に影響を加える可能性、胎内異常児位、特に下肢全体を伸ばしたまま生まれるかたちに多いこと、出産後のオムツを股、膝を伸ばしてあてる昆布巻きオムツの習慣のある地方に発生が多いということから、この要因もあると考えられます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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