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バネ指(弾撥指)
【ばねゆび(だんぱつし)】

標準治療病名 > 整形外科

 指には指の関節を曲げたり伸ばしたりする腱というものがついています。そのうち指を曲げる腱を屈筋腱といい、親指(母指)に1本、人差指から小指にそれぞれ2本の計9本あります。その屈筋腱には指を曲げる時に腱が浮き上がらないようにする組織があり、それを靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼びます。
 この屈筋腱と靭帯性腱鞘との間に炎症(腱鞘炎〈けんしょうえん〉が起こった状態)が起こると刺激のために腱が厚く硬くなったり、腱鞘が厚くなって、結果として腱の動きが悪くなります。これを無理して動かそうとするとバネ現象が起こります。これをバネ指と呼びます。
 原因として手の酷使でも発生しますが、主に妊娠時、産後や更年期の女性に起こることが多い疾患です。そして関節リウマチでも発生します。小児にも多く発生しますが、これは原因として先天性で靭帯性腱鞘の入り口で長母指屈筋腱がこぶのように大きくなってバネ現象が引き起こされると考えられています。またどの指にも発生しますが、右手の親指に最も多く発生します。小児例では親指以外の発生は多くありません。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

粘稠性  併診  感冒様症状  

【関連コンテンツ】

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162