手舟状骨骨折
【しゅしゅうじょうこつこっせつ】
【標準治療】 病名 > 整形外科
スポーツや交通事故などで転倒し、手関節を過度に背屈され、軽く撓屈(とうくつ:へっこむこと)させられた時に発生する骨折です。この骨折は初診時の診断が非常に難しく、捻挫(ねんざ)として治療されることが多く、その治療開始の遅れが、遷延(せんえん)治癒(治癒が長びいて遅れること)、仮関節(骨がつかないこと)の原因となりえます。そのため本骨折は見逃されやすく、また栄養血管が限定されているため骨が癒合しにくい骨折の1つにあげられます。発生頻度は手根骨(しゅこんこつ)骨折で最も多い外傷です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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