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上腕骨顆上骨折
【じょうわんこつかじょうこっせつ】

標準治療病名 > 整形外科

 肘関節部骨折のうちで最も多くみられる骨折で、特に小児(5~10歳)に多発する骨折の1つです。小児の肘関節部の半数以上はこの骨折といわれています。しかし最近は高齢者の増加とともに老人の骨折も比較的多くみられるようになってきています。
 発症機転および骨折型はすべり台、鉄棒、ブランコなどをしていて手を伸ばして転倒した時に起こる伸展型骨折が多く、X線側面像で骨折線は前下方から後方に走り、末梢骨片は後上方に転位します。多くはありませんが肘を曲げた格好で打つと屈曲型骨折となり、骨折線は後下方から前上方へ走り、末梢骨片は前方へ出ます。小児例では治療は保存療法が優先されますが、老人例では粉砕型が多いため手術をすることが多くなります。またこの骨折は治療のいかんによっては、神経麻痺、血行障害などの重大な合併症を起こしたり、変形を生じたりするので十分な注意が必要です。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

併診  感冒様症状  粘稠性  

【関連コンテンツ】

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162