外傷性肩関節脱臼
【がいしょうせいかたかんせつだっきゅう】
【標準治療】 病名 > 整形外科
外傷性脱臼のうち手指関節を除き、大関節で最も頻度の高いもので、脱臼の約50%を占めます。そして一般に肩関節脱臼といわれるものは、肩甲上腕関節脱臼を意味します。脱臼の骨頭の位置により前方、後方、下方、上方脱臼などに分類されますが、前方脱臼が約90%を占めるため、ここでは前方脱臼について説明します。
前方脱臼はさらに烏口突起下(うこうとっきか)、関節窩(か)下、鎖骨下と骨頭の位置に分けられますが、烏口突起下脱臼が最も多く認められます。発症は介達性外力によるものがほとんどで、肩関節が外転・伸展・外旋を強制され、骨頭が前方あるいは前下方に押し出され、脱臼が起こります。また外力が強い場合、骨折を伴うこともあります。ラグビーや柔道などといったスポーツなどで多くみられます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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