腰部脊柱管狭窄症
【ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう】
【標準治療】 病名 > 整形外科
腰椎部の脊柱管(この場合の「脊柱管」とは、馬尾を内包する狭義の脊柱管と、神経根を内包する椎間孔を含む空間)が何らかの原因により狭窄(きょうさく)され、その中の神経組織が圧迫される病態です。腫瘍(しゅよう)、感染、骨折を除き原因がどのようなものであれ、腰椎部脊柱管の狭窄によって症状が出ていると考えられれば腰部脊柱管狭窄症の範疇(はんちゅう)に入るため、「腰部脊柱管狭窄症」とはいわば1つの症候群(似た症状を持つ疾患の集まり)とみなすことができます。先天的に脊柱管が狭い場合、後天的に脊柱管が狭くなる場合などさまざまある原因のうちで最も多いのは、変形性脊椎症や変性すべり症など加齢に伴う脊柱の構造変化を基盤としたものです(図:腰部脊柱管狭窄症)。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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