頸椎椎間板ヘルニア
【けいついついかんばんへるにあ】
【標準治療】 病名 > 整形外科
頸椎での神経組織には、脊髄(せきずい)と、脊髄から枝分れし前側方へ向い上肢へ至る神経根とがあり、それぞれが脊柱管と椎間孔(ついかんこう)に内包されています。加齢とともに変性した椎間板組織(髄核、線維輪、時には軟骨)や椎体辺縁部から生じた骨棘(こっきょく)が脊柱管内や椎間孔内へ膨隆し、脊髄または神経根を圧迫することがあります(ハードディスクヘルニア)。一方、骨棘を伴う変性変化がなくても、外傷などにより椎間板に大きな外力が加われば、椎間板組織のみが脊柱管内に膨隆して同様なことが生じます(ソフトディスクヘルニア)(図:頸椎椎間板ヘルニア)。通常は一椎間のみに生じ、どちらも、中・下位頸椎の第4/5/6椎間で多く認められます。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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