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慢性腎炎・ネフローゼ症候群(東洋医学)
【まんせいじんえん・ねふろーぜしょうこうぐん(とうよういがく)】

標準治療病名 > 東洋医学

 難治性の病気の代表的なものです。初期の症状としては、顔が腫れぼったい、だるいなどが代表的なものですが、検診が普及した現在では、無症状に経過したまたま尿にタンパクや血液が認められて、慢性腎炎と診断されることが多いと思われます。病気が進行すると腎臓の働きが低下して、場合によっては機能不全が生じ、人工透析が必要になる場合があります。西洋医学でもなかなか的確な治療がないのが現状です。
 ネフローゼ症候群は、腎臓からアルブミンというタンパク質がもれてしまい、そのためむくみをきたす病気です。こちらの病気も自然に軽快することもありますが、一般には難治といえます。治療はそのタイプによって反応が違いますが、副腎皮質ホルモンがよく用いられています。副腎皮質ホルモンは長期に服用する場合が多く、また減量の過程で症状が再燃してくることも多いため、やむなく継続することになります。漢方治療によってもそうことは簡単ではありませんが、効果的な場合もしばしばあります。またこの病気では、かぜをきっかけに悪化することがよくあります。このかぜをひきにくくする効果は漢方治療で結構期待できるので、悪化因子を減らすという意味で使うことは大いにおすすめできます。もちろん、腎機能障害の改善も同時に期待するわけです。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

併診  感冒様症状  粘稠性  

【関連コンテンツ】

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【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162