慢性便秘(東洋医学)
【まんせいべんぴ(とうよういがく)】
【標準治療】 病名 > 東洋医学
便秘の原因を大きく2つに分けると、ガンや炎症、癒着などにより、腸が狭窄(きょうさく)してしまい、そのため便通が滞るのが1つ(器質的便秘)、もう1つはこうした原因がなく、腸管の機能が異常を起こしたために起こる場合(機能的便秘)があります。前者の場合には、その原因を取り除くことが原則となります。日常便秘の多くは、後者すなわち機能的な原因で起こり、また一部の癒着によるとされる便秘とともに、漢方治療がよい効果を現します。便秘の方の中には、腸を刺激することにより作用を現す下剤を服むとひどい腹痛が生じたり、あるいはひどい下痢となって便通が快通しない方が結構います。こうした患者さんは、漢方医学の立場からみると虚証(きょしょう)の場合が多く、とくに漢方治療を試みるとよいでしょう。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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