統合失調症〈精神科〉
【とうごうしっちょうしょう】
【標準治療】 病名 > 心療内科・精神科
統合失調症は、主には10代後半から20代に発症し、慢性に進行する精神疾患です。人口における生涯有病率は、1.0~1.5%で、ざっと100人に1人くらい発病する比較的多い疾患です。遺伝的背景や原因についてはいまだに十分明らかになっていません。
双生児研究などによれば、まったく同じ遺伝子をもつ一卵性双生児でも必ずしも両方が一致して発症するわけではありません。しかし他方で異なった遺伝子をもつ二卵性双生児よりは一致して発症する率が高いということが知られています。このようなことから、遺伝的な背景が関与し、これに環境的な要因が加わって発症するものと考えられています。何が遺伝するのかは十分明らかになっているわけではありませんが、神経の活動を他の神経に伝える、神経伝達物質に関連した仕組みの異常が遺伝するのではないかという研究が多くあります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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