痙性斜頸
【けいせいしゃけい】
【標準治療】 病名 > 心療内科・精神科
痙性斜頸とは、頸部筋群の不随意的(ふずいいてき)なれん縮によって生じた頸(くび)の偏位(へんい)をいいます。この病気は、突然に発症することもありますが、頸・肩のこり、筋痛あるいは頸が張る感じなどの症状から徐々に出現することもあります。主訴は「首が曲がって正面が向けない」あるいは「首がけいれんする」ということで受診することが多く、頬や顎などに手をあてて顔を正面に向けさせようとしています。
この病気は、捻転(ねんてん)ジストニアの一種とされていますが、発症ならびに経過には心理・社会的要因が強く影響しています。頸の筋肉は重い頭を支えるためにいつも緊張していますが、ストレスで頸や肩の筋肉が緊張しすぎるとバランスがくずれて一方へ曲がるという結果になります。それを無理に戻そうとすると反対側の筋肉も緊張し、引っぱりあってけいれんするようになります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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