data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

摂食障害/神経性食欲不振症(拒食症・過食症)
【せっしょくしょうがい/しんけいせいしょくよくふしんしょう(きょし】

標準治療病名 > 心療内科・精神科

 摂食障害とは、神経性食欲不振症(拒食症)と神経性大食症(過食症)の総称です。表面上はまったく反対の食行動異常ですが、両者は基本的には同じ病態で、ある時期には拒食の状態であったものがその後、過食の状態へと移行する場合が多くみられます。
 神経性食欲不振症は、典型的には若い女性がやせようとしてダイエットして食べなくなり、その結果著しい体重減少をきたし、無月経など様々な症状を伴うものです。摂食障害の心理的な原因にはいろいろなものがあり、家庭、学校、職場、友人などの人間関係での悩みや自己実現、独立と依存の葛藤などの発達上の課題に対するとまどいから発症するケースが多いといわれています。古典的には、成熟拒否、肥満恐怖、そして幼児期への退行と理解されていますが、行動論の立場からは、このような心理的なストレスに対する適切な対処をとることができずに、もっぱら摂食してやせることで対処していると考えることができます。


寺下医学事務所
「標準治療」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

併診  子宮発育不全  小俣高宏  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の書籍版説明】

「標準治療」寺下 謙三

約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。

出版社: 標準治療[link]
編集: 寺下 謙三
価格:5142
収録数: 1787疾患1565
サイズ: 21.8x15.6x6.6cm
発売日: 2006年7月
ISBN: 978-4890417162