適応障害
【てきおうしょうがい】
【標準治療】 病名 > 心療内科・精神科
適応障害とは、ある社会環境においてうまく適応することができず、様々な心身の症状を呈する症候群であり、職場不適応や登校拒否(不登校)などと呼ばれます。心理・社会的ストレス(環境要因)と個人的素質(個人要因)とのバランスの中で、いろいろなストレス反応(心理反応、行動反応、身体反応)が生じますが、これらは外界からの刺激に適応するための必要な反応です。ところが、ストレスが過剰な時、個人がストレスに対して脆弱(ぜいじゃく)である時に、このバランスがくずれて様々な障害をきたすようになります。適応障害の発症に関しては個人要因が大きな役割を果たしていますが、ストレスがなければこの状態は起こらなかったと考えられることが、この病気の基本的な概念です。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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