不安神経症
【ふあんしんけいしょう】
【標準治療】 病名 > 心療内科・精神科
不安や恐怖といった感情は誰でも経験するものですが、いざ定義するとなると簡単ではありません。とりあえず、不安とは「漠然とした未分化な恐れの感情」で、恐怖とは「はっきりとした対象に対する恐れ」と一応の区分がされています。また、不安には健康な人の経験する不安と病的な不安があります。
健康な不安とは、[1]ふさわしい理由、状況がある、[2]言葉で表現可能である、[3]人にわかってもらえる、[4]あまり長く続かない、というものです。それに対して病的な不安とは、[1]しかるべき理由がない、[2]言葉で表現するのが難しい、[3]人にわかってもらえない、[4]かなり長く続く、いったん消えてもまた再現するという特徴をもっています。不安・恐怖は、本来外敵の危険を察知して身の安全を守るための警報システムですが、これが過敏に反応しすぎたり、自分でコントロールできなくなった時には、いろいろな障害が生じ社会生活を送る上で支障をきたすようになります。
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【この辞典の書籍版説明】
「標準治療」寺下 謙三 |
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約570の病気の情報 (症状、診断方法、標準的な治療方法、予後、生活上の注意など)を診療科目別に掲載している 「家庭の医学事典」です。 |
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